サムネの写真?

深い意味はありません。

 

ドラゴンボールのテーマ曲から始まったトピックなので、いちおうのせた。

 

改めまして、このページは前ブログの続きです。

結局のところ、この頁が「お題の本質」なのに例の如く、内容が脱線しまくりの前ページ更新でした。😅

 

 

では、続きというか、今回のトピックのまとめです。

 

 

「つ・か・も・おぜっ!」「ド・ラ・ゴン・ボー・ォルッ!」

 

ここの部分、オリジナル歌唱ほどにハネて歌ってる人って、あんま見たことない。

改めて、高橋さんの実力がこの歌い出しで発揮されてるなあって思った。

 

 

俺ら素人と何が違うんでしょう。←投げやりになってきた人。

 

 

 

理論的に考えようじゃないか。

 

一般的に歌を歌う時はまず歌詞を見て覚える。「掴もうぜ」と。

でも歌詞を先に入れてしまうと、日本語の発音で覚えてしまうのね。

 

日本語には母音があるので、細かい発音を拾うと「つぅかぁもぉうぜぇっ」。

「つ」は、実は「つぅ」の2音も入ってるんです。

ですから、弾みたい時はこの母音の「ぅ」を極力短く、余韻はバシッと刀で切り落とさなければいけません。

 

そこの意識をせずに歌詞を読んだままメロディーに乗せて歌うと、ハネて歌ってるつもりでも実は「つーかーもうぜっ!」と聞こえます。良くてせいぜい「つぅっ・かぁっ・もう・ぜっ」てところ。

「つ・か・も・ぉぜっ!」には聞こえません。

 

「つーかーもうぜっ!」だと、音の長さで言えば「タータタータタ!」と歌っていることになります。

原曲は「タ・タ・タ・タタッ!」。

そもそもが間違っているのですが、歌詞とメロディーだけ追ってると意外に気づきにくい。

 

 

もうわけわからん〜なんて言わないで。自分でもわけわからんくなってきた。笑

 

 

 

♩→これは4分音符ですが、一般的に私たち日本人は「ター」と解釈します。

 

♫→こっちは8分音符で、「タタ」ですね。

「♩」の音の長さの中に、音符を2つ無理やり押し込むと「♫」になるというイメージかな。「♩」=「♫」です。

なので、「タタ」の「タ」の音は、「ター」の長さの半分ということになります。

 

ドラゴンボールの出だし部分は、♫←8分音符で始まり、「つかも”ぉぜっ!”」の「ぉぜっ!」だけ「♬(16分音符)」です。♬←この部分は「タタッ」かな。

 

つまり、「タ・タ・タ・タタッ!(つ・か・も・ぉぜっ)」。

 

 

これを意識して歌うと・・

 

 

う・・うまく歌えねえ・・・っ!

 

この歌い出し、実は難しいじゃん!

ハネを意識すると言葉が活きない、パワーも物足りない!

でも言葉を意識すると弾まないじゃん!

高橋さんすげえスキルじゃん!

 

・・・ってなります。

 

 

 

本来はもっと短いはずの音を勝手に4分音符に解釈してカラオケで歌ってしまいがち、という事が日本語の曲にはとっても多いんです。

 

古来から、4分音符は童謡に代表されるように日本曲に馴染みの深いお友達音符。

じいちゃんばあちゃんにノリノリの曲を聞かせても自然に4分音符で手拍子取ってしまいます。

 

それが、ニッポン人の心であります。

 

 

 

この十数年で、曲作りは曲先でも詞先でもなく、トラック先が比較的多い時代になってるのかなと思う。先ずはトラックのクールさから始まるというかな。テンポ・リズム重視な曲が多い感じ。

リズムに歌詞を乗っけた歌を作ったり、それらを聴いて育ったり、歌ったりしてるからか、10代の子は本当にリズム感が良くなったなあって思う!

 

 

 

 

日本語という「言語」も実は歌の発声云々に大きく関係しててさ。

日本語の発音って実は歌にすごく向いてない(むずかしい発声の)言語だったりするのです。

 

私たちは生まれ持って日本語の発音、発声からスタートしている。だから、後から学ぶ英語の曲が歌いにくかったりとか、あるでしょう?

これって訛りが問題というよりもまず先に、言語の発声法が違うところの方が大きいんです。

 

 

世界には結構な訛りのある英語で歌う歌手は多く、第二言語の方であれば訛ってる・苦戦するのも当然ですが、英語圏内でも訛りだらけでしょ。だから日本語に限定せず世界的な視野で見て考えれば、実は「訛りが致命的になる」ということでは無いんだ。(アクセントが良い方がいいのは確かだけど)

 

(そんな例を出すなよ!)ってくらい大御所の例をあげると、ビートルズもそう。彼らはものすごいスカウサー。ロンドナーに「リヴァプールは他言語」って冗談を言う人もいるくらい訛りが強い地域です。

デビュー当時こそ訛りについても言われただろうけど、結局は大きな問題ではない。

むしろ、欧米のトリビューターバンドは彼らの訛りをコピーしたくてしたくて・・必死に研究するほどに魅力となっている。

 

エイミーさん(ワインハウス)だって、訛りがあるって言われていた。ここは私もリアルタイムで生前彼女がバーで歌ってるのを見てましたので。

私が「日本語訛りが辛い」とバンドの人と話してたら「Yoko、それは言い訳だ。エイミーを見てごらんよ、歌に訛りは関係無いぞ。」と、言われました。僕ったらハズカシー!😖

・・・・彼らの場合は英国人でNativeだから、この例はちょっとハンデあるなあ。失礼。

 

 

特にジャズシンガーの場合は「英語圏じゃない人こその、訛りがいい味だよ!」って言われていることも多いんですよね・・

だから、訛りがある事がダメということは本来は全然ない。

英語のアクセントを過剰に気にしているのは日本人の方で、外国人(少なくともロンドンのジャズマンは)全く気にしてない。

もし日本人の歌唱が気になるとしたら日本人の発声によって聞こえる「微妙な音感触」なのだと思う。

 

ちょっと名前忘れちゃったんだが、ジャパニーズ訛りの英語がイイ!って評価されてるジャズ歌手さんがいるんだよ。誰だっけなー、うー、今思い出せん。

だから、日本人の訛り自体は実は大きな問題じゃないんだよ。訛りよりも先に、言語による発声の癖、そしてそれが英語圏の人たちにとって「気になるかどうか」だと思うんだ。

 

 

また別の例だと、イタリアは人口が日本の半分くらいだから、音楽業界の成功は国外でヒットを出すのが前提、国内マーケットだけでは限界があるという意識が彼らにはあるんだよね。

だから、英語が全く喋れない人でも一生懸命英語で曲を作るんですよ。

彼らはバリバリの訛りある英語で歌うし、英語歌詞書くけどあまり喋れないって人もいるし、中には文法も歌詞もめちゃめちゃなのもあったりする。でも、なんか自然に聞けちゃう。英語圏の人も普通にスッと聞いたりしてる。

 

不思議と、日本人が英語の曲を歌うほどの違和感が、彼らにはないんですよ。

 

英語圏外のアジア国でもK-Popアイドルでも、ラテン系の人でもいいんだけど、英語歌ってもなんだかウチら日本人より自然に歌ってるような気がしませんか?

彼ら全員が英語ベラベラかといえば、そうじゃない人だって多いと思う。

 

 

 

日本人が「英語で」世界進出を目指すのが難しい理由は、訛りとか英語が喋れないとか、まあそれもあるんだけども、そんな理由よりもまず先に「言語の発声の問題」という見えない壁があるのです。

 

 

 

逆に、外国人が日本語の曲を歌う・・という事に置き換えても、悔しいことに「彼ら」の方がお得なのです。

 

たとえば他の国の方が日本語の曲をカバーで歌うとします。

上手いと思いませんか?

 

日本語の曲にあるあるな、高音の喉が閉まりそうな音でも、彼らの方は楽に発声してのびやかに歌っている感じがしません?

 

テレサテンさんとか、欧陽菲菲さんとか。(いきなり大御所)

 

ハーフの方でもいいですよ、すぐに例が出てこないけど。

あるいはyoutuberの日本語歌唱する人などでもいいさ。

 

ちょっと声の出し方が違うと思いません?

 

日本語のアクセントが完璧ではなくても、そこが気にならない。むしろ、そこがイイ!ってなる。

(前述した「訛りがある英語でのジャズ歌唱」の例と同じです)

 

日本人より上手いという意味ではないよ。外国人にも下手な人はいっぱいいるからね。

 

日本語よりも彼らの言語の発声の方が、少しだけ、歌にとって出しやすい発声・・ってだけのことです。

でもその少しの差がかなり得してるんだよね。

 

私たち日本人は努力が好きな民族だから気づいてないだけで、日本人が英語歌う事は他の国の英語圏外の人たちが歌うよりも、実は苦労してるというわけ。

 

 

イタリアの音楽学校に行ってたことあるけどさ、先生もよく言ってたよ。日本人は日本語独特の発声してるから苦労するよね、と。

ムカついてたんだけどさ、ほんとそうらしいんだよね。←ムカつくな

 

私もそこまで専門家ではないので、近くに日本人で声楽やってる人がいたら聞いてみてください。

 

 

 

お題の摩訶不思議アドベンチャー!を見てもね、外国人が歌うとね、意識せずとも「つ・か・も・ぉぜっ!」がフツーに出来てる。

 

彼らにとっては、「掴もうぜ」ではなく「TSU KA MO ZE」であり、オリジナルを必死で耳で聴いた音をそのまま再現してるだけ。だからタイム感も完璧。

 

そして元の発声は日本語の発声とは少し違う。だからそれも味になる。

 

彼らがたとえ「掴もうぜ」も「探そうぜ」の意味もわかんなくても、歌詞の内容や感情なんかわかんなくってもさ、聞いてるこちらは感動するじゃないか。

うまいなー、かっこいいなー!ワクワクすっぞ!って。

 

 

そういうことなんっすよ。←投げやり

 

 

 

これから練習しよう、って思ってる人は、先に英語の歌を練習しておいた方がいいかもしんないよ。本当は子供の頃から英語歌唱しとくと良いと思う。

 

英語の発声→日本の発声にするのは楽みたいですからね。

 

先に日本語で歌唱法を独自に作り上げてしまうと、崩すのが本当に大変です・・・

 

 

 

でも、日本語の母音は足を引っ張る面もあれば、プラスになる使い方も多いです。

日本語詞には「あいうえおの母音がある」ということを意識しとくと、いいと思う。

 

 

その辺はまた今度。

 

 

・・・いつになるやら。

 

 

結論。

 

これまで書き綴ったような分析をしたり理論的に考えるのはナンセンスです。

何も難しいこと考えずに、自由に好き勝手に歌った方が歌は楽しいよ、っちゅうことかな。

 

 

ここへきて、長々説明した全ての文面がパアになりました。

 

 

(終わり)

 

 

ちゃんちゃん!✌️

 

 

 

 

 

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