こんにちは。
皆様お元気でしょうか。
スタジオ作業が続きながらも、ぼちぼち元気にやっております。
この半年くらいはちょっと多忙であまりに疲れてしまい、8月頃からは軽いワーク拒否症状(笑)が出てしまいました。😓
ひと段落ついたところで、おやっ!?とお宝発見。
一気に気分がぱああっ!🌼
それは、誰にも取られないように私が棚に隠して?(笑)おいたショートブレッドでした。✨
そうか。最近のイライラは甘いもの不足だったのかもしれん。うん、うん。
みなさんお馴染みの、ショートブレッド。
日本では(輸入菓子として)お高い印象もありますが、現地では安くて量もたっぷりですから。とにかくとにかく✨美味しくて食べやすいので私も大好物です。
ショートブレッドとチョコレートだけは絶対にやめれないわ・・
学生時代→お金がない→お腹が減ったけどお金も時間もない→ショートブレッド食っとこう👍
・・という、routineに陥り、体重計の目方が増えていく女子多数。
イギリスではそんな逸話もあるという、庶民のお菓子ですね。
私も学校行ってた頃、周りとよく話してた。
「お金無くってショートブレッドばっかり食べてたら太っちゃったわ~」って。(笑)
「お金ないならお菓子やめぃ!」ということにつきるんだけどさ。
ショートブレッドはコーヒーに浸しながら食す人も結構いるけど、美味しいのでお試しあれ。
私はやはり、このまま食べるこの素朴な感じの味がたまりません♪
さてさて。
このところやってきた作業で私好みのものがあって。ネタにしたいんだけど、まだパブリック化してないものばかりなんだ。
見通しも不明。💧パブリック化してない作品を私がネタにするわけにはいかないし・・
ということでの、お菓子美味しいよね的な更新だったんだけど、やっぱり違う話しになりそうだ。
ヨーロピアンは(作業上は)びっくりするほど仕事が早いんです。
しかし、実はその後処理?が遅いんですよ。(笑)
もっと言えば、後処理と決断かな。
私が関わった仕事でも過去にもお蔵入りが沢山ある。単純に、事務的な作業が面倒になって放置してるだけなんじゃないか?と思うくらいレイジー。ま、レイジーさは私も負けないけどね。
本来はコントラクトの方が嬉しいが、そうなった時は買取りの方がよかったナ・・となる。💧
ヨーロピアンに限らず、それも近代だからこそあり得るテクノロジー発展の弊害じゃないかなと。
少し前までの世界ではさまざまな方面でスペシャリストが居たり、そこをサポートする人や煽る人(笑)がいたもんだけど、今ってやろうと思えば全部自分でできちゃうから、一人で完結させるなら当然のこと、チームでやるにも一人あたりの負担の量があれもこれもと増えてる気がする。
何かの工程に少しつまづくと逆に時間がかかってしまうリスクがあるよね。
また、そういった段取りや作業、細かな準備や事務的なこと・後処理以外にも、ヨーロッパでの制作ってまた「違った面」で時間がかかる問題もあるんですよ。
現代は曲単体でバンバン発している時代なので、「アルバム」とか「シングル」などの言葉にピン!と来ない人もいるかもしれません。
例えば、かつて日本のアーチストは、年に数回シングルを発売しながら、1年に1枚のコンセプトを立てたアルバムをコンスタントに発表してた時代がありました。
リスナーが忘れる暇もない凄まじいスピードで新しい曲をリリースしてゆくというのが、日本のイメージでもありました。(今でもそうなのかな?)
時間やスケジュールも正確な日本人なので、コンスタントに発表できるところは強みであると思う。
制作・作家陣がガッチリとサポートしているような人気絶頂期のアイドルなどであれば、オリジナルアルバム以外にベストアルバム等を含めれば、下手すれば1年に2回くらいアルバム作品が発売されていてもおかしくない・・・という時代もかつてはあったと思う。
しかし、ヨーロピアンはアルバム発表に3年とか5年とか、下手すると10年くらい余裕で時間が空くアーチストもいて、それが普通でもあった。
出来上がったアルバムの中からシングルカットしていく、というスタイルが一般的。
でも、それに関しては「彼らがレイジーだから」ということではないのよ。
本人達が納得いくまで制作活動を詰めすぎて、気がつくと5年経ってた・・・というような感じ。
ケツ叩いて「早よせい!締切!」なんて、言う人もあんまりいないしね。
とにかく「良いものをもってきて」とだけ、レーベルがアーチスト側に『お願い』をするわけです。
アーチストは自分達が納得いくまで音を詰めてたら、永遠に「完璧」を求めて時間を要してしまうということ。ゴールがわからなくなるから、終わりがなくなっちゃうんだ。
友達で、ワールドツアーをしてたスマッシュヒットのバンドのバンマスも、かれこれ15年近くソロアルバムを作り続けてます。
いつになっても満足できへんらしく、完成に至らないため今もソロデビューに至ってない。😅でも、本人も幸せでいるからオールOKなんですけどね!
時間にとらわれず自由に好きなものを追い求めるような性質は、確かに彼らにはあるかもしれないね。民族かかわらず、むしろ人間ってそういうもの?
やっぱり自分がパーフェクトと思えるまでの1番を追い続けていくものだよね。
でも、他の人が選ぶとその1番も実は違ってたりもする。
フロントマンがトップだと結構まわりが苦労するような気が・・・
最終的に複数人に関与するであろうことやビジネス的な物事の場合は、すべて制作当該者まかせではなく、第三者が客観的に評価し「これで完成!」とストップかける方が、物事は円滑に進むのかもしれません。
日本はそういうシステムはすごく優れていると思います。
事務的な作業、クリエイト的な作業/職人作業、クリエイターを支えるエンジニア作業、金のことは経理か税理士。可能ならエージェント(代理人やマネージサイド)。これらの実務はやっぱりきちんと分担されてた方がいいですよね。
音楽で言うならば、ギターならギタリスト、リズムはドラマーとベーシスト、ピアノはピアニスト。
各パートのスペシャリストがいて、バンドやオケ経験のあるプロデューサーが音をまとめた方がサウンドとしてのクオリティが高くなるのは当然とも言える、というような感じに似てる。
歌手は歌に徹して、曲はスペシャリストの作家陣が集まって作った方が、より名曲に近づく道であるには違いない。
ただ、それらが「絶対」だとは、決して言えませんけど・・・
でも今ってさ、実務は全部ひとりでやっちゃって当たり前、全部ひとりで出来る方が凄いぜ!みたいな流れになりつつもあるもんなあ・・
やれる人は全部自分でやればいいんだけどさ、「それが当たり前」「できた方がすごい」という時代の流れになってくるのだけは怖いよなぁ、って思う。
それぞれの分野に特化した能力を持ったスペシャリストが自分の分野の実務に注力し、コンセントレートし、ベストを尽くす。
それら個別の実務に対して常にリスペクトがあり需要があり、それがひとつのモノとなって世に生み出されるというのが、「少し前までは当たり前」だったわけだ。
だからこそ、幅広くいろんなモノ、コト、場所で、人の手やアイデアが必要とされていた。そういうものの恩恵を受けながら先人達は豊かな暮らしへと発展させ、我々の暮らす世界を築いてくれたからこそ、今がある。
「ひとりでいかに素晴らしくやれるか」ということは当然ながら凄いことなんだけど、それ以上に凄いのは『スペシャリストが協力した輪から生産されるもの』ということだと思うんだ。
今の時代は、どんな職種でも、できるところまで自分達でやるという時代になっており、それらの実現も可能という恵まれた時代でもあるよね。
でも、あれもこれも、そっちもこっちも・・と、あらゆる能力を出して、みんなすごく頑張っていて、20年前くらいだったら10人や20人やらがやってたようなことを、ごく当たり前にひとりでやってる人が多いわけだよ。
皆そんなに頑張ってるのにさ、能力発揮や成果のみならず、どの側面でも襟を正して挑まなきゃいけないわけでしょう?どれだけスーパーマンが多いねんって思います。
能力のみならず、人格、学歴、発言、私生活、ファッションや見た目などの自己プロデュースも優れるに越したことなし。さらに家族や交友関係も反映する・・ってこりゃ、大変だね。
能力があるから良いってわけじゃなく、今の時代は常にスーパーマンでいなきゃいけない時代。
みなさんどこで息を抜いてるんだろね。
様々な願いを叶えるポケットを持つドラえもんのような能力ロボットが我々の側には常にいて、昔に比べれば割と楽々といろんなことをこなせている。
そういう道具を駆使し、学びつつ能力を伸ばす人も増えている。
夢の実現のために学べる場所や使える物が増えたことは素晴らしいことだ。
でも、それがホントに楽なことなのか、良いことなのか何なのか。それはわからん。
わかるのは、夢を叶えたら叶えた分のベネフィット得て一番に喜ぶのは、ドラえもんの道具を駆使して夢を作る人でも、夢を生み出すドラえもんでもない。
ドラえもんを開発している側ということだ。
ドラえもんを研究開発し世の中に浸透させてくれたおかげで、さまざまな分野でより良いものを制作/製作できたり、多くのコストカットや生産性の向上が見込めるのは、やはり凄い事だと思う。
だからと言って、モノ・コトのレベルが全て上がったのかというと、そうも言い切れない分野もあるのは誰だって承知のことだ。
一番悩ましいところは、何らかの物事をカットしたからといって、そのカットした分が別の所へプラスされ人々が豊かになったか?というと、そうではない気がするということ。
例えば50人分くらいの引き出し能力を発揮して1人で完璧にこなせたとしても、結局は、ITを制し情報を制し、コントロールに長けた人間が最後に一人勝ちするのが現代。
どんなことでも可能性は無限大の現代、頑張ってる人も沢山増えている。
でも、全ては最先端のIT様の心の赴くまま。ついていくためには、あらゆる方面にアンテナを張り巡らせて、止まることはできへん。
機器も最新のものに揃えましょう、セキュリティーのためにパスワードは変更してアップデートは常に最新に、仕様が変わったので本人確認しましょうね、もうそのシステムはサポート終了だから新型を導入してね。はーい、そしてネットを見ましょう、みなさんSNSやりましょう、って。
それって各個人の夢の実現のための努力とは関係ないのに、今や一番重要なんよ。
一番に頑張るべきところが、世の中へ生産するための知識よりもスキルよりも、まずは第一に情報という皮肉な世界だと思うワ。
そして、それによって1人だと不自由だったことが1人でやれるようになった!と誰かが思った分だけ、人の手や知識は必要とされる場を失っていくのよ。
何かひとつのことだけに真っ向から打ち込んでいられる方が、ひとつひとつのスペシャリストが互いに支え合う方が、自由に、楽しいことを楽しいままでやれるんじゃないかって気もするけどね。
いろんな能力を持つ様々な人たちが豊かになれる気がする。
ITをパーフェクトに制すれば、人の手も思考も必要なくなるって世界なんて寂しいさ。
それぞれの役割に徹し、まとまってひとつの組織としてやるに越したことはないと思う。「組織」というのは例えなので、組織じゃなくてもサークル仲間でも何でもいいんだけど。
組織だったり決まりだったり、そういう枠ってのはいいもんなのさ。
ドラえもんのポケットだけ渡されてもさ。ポケットの中のものだけで楽しむか裏山で昼寝するしかないじゃんね。
ポケットがなければのび太は仕方なくジャイアン達と遊ぶしかないからね。でもその方がずっと冒険なんだよな。
私たちはこの現代で、素晴らしいものを沢山沢山与えられてるように見えて、実は奪われているかもしれないんよ。
すごい怖いなあ。
テクノロジーめ!
・・・と言いながら、LapTop💻を開きショートブレットをかじる。
これまで我々皆の生活にあったはずの「箍(タガ)」というもの。それこそが私たちの日々に変化や彩り、人生の喜びや悲哀を勝手に与えてくれていたわけだよね。そんなに楽で自由なことってないわけよ。
タガがあるというのは、ゴールの見えるプールの中で煽られながら泳ぎ続けてるようなもんで、時にレーンに乱入されたり時に譲ることも必要だし泳ぎたくても休憩中や営業時間外には泳げない。一見窮屈で大変に見える。でも、それこそが達成感という幸福感を感じられたり、本当の自由だったりするんだよね・・
・・・・・・・・・・・・・・でも。
鬱陶しいんだよなあ、泳いでる時に「ヘーイ!」と話しかけてくる人。←いい例えなのか悪い例えなのかどっちだよ。
自由だとか満足感っていうのは、どこかに規制がなければ「無い」ものですからね。無いというよりも「感じない」というのかしら。
大海原で泳ぐのは爽快だろうけど、見方によっては遭難ですからね。
現代って、楽園という大陸がその先にあるかどうかわからないのに「大海原に飛び込んで楽園目指して泳ぎましょう!いろんな方法ありまっせ。(海って怖いんだけどそこはナイショ)」・・・って、誘導されているような世の中のように感じるのさ。
間違いなく飽きるしつまんなくなるしハイリスクなのにさ。
それが良いとされているのがまた怖いんよ。
普通に、生存率低いと思うんよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんでショートブレッドのサムネ画像から、このような話題になっとんじゃあ!🔥わけわからんわぃ! ←おまえ。
で、最後はビートルズで締めくくる。定番です。笑
オノ・ヨーコさんの言葉で、以下のようなものがあるんだけどね。
良い言葉なので昔から時々ブログでもご紹介したこともあるのですが、有名な言葉です。知ってますか?
“A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality” By : Yoko Ono
(ひとりで見る夢はただの夢です。(皆で)一緒に見る夢は現実なのです。)
「みんなと夢を見れば現実になる」・・・という、ヨーコさんの有名な言葉です。
シンプルに直訳すると「あなたが独りぼっちで見る夢はただの夢。誰かと一緒に見ている夢は、リアリティ=現実よ。」って感じです。
夢が、孤立し独り占めの独り勝ちなるものであれば、それは仮想なんだ。
リアリティはさ、トゥゲザーなんだよ。・・あ、ルーさんになった。ルーさん好きです。
私たちはいま、現実を生きてるのか、それとも仮想の世界を生きてるのか。
今の時代にヨーコさんのこのお言葉を聞くと、そんな風にも捉えてしまう。
孤高な才能やオールマイティが増えていくその側面で、器用貧乏が量産されていくと、未来にはスペシャリストが減っていく懸念もあるのではないかしら・・・・
と、ぼんやりと考えてたら「How?」を聴きたくなりました。
そして、いつまでもボリボリとショートブレッドをかじる私なのであった。
ほなほな👋
“How? (Ultimate Mix)” John Lennon
[https://youtu.be/Ghp3GK6lspQ]
Provided to YouTube by Universal Music Group
©︎johnlennon[Youtube]https://www.youtube.com/channel/UCYU4eunPInnHTNWfGvOgkbg
では、ジョンレノンの「How?」訳を自分の文体で。m(_ _)m
See ya soon folks. x
”どうすりゃいいのさ?”
自分がどこを向いてるのか分かんないのに、どうやって先に進めるんだ?
どちらに曲がればいいか分かんないのに、どうやって進めっていうの?
自分でもよく分かんないものに向かって、どう打ち込めっていうんだよ?
いやいや、わかんねえよ・・
感情が何なのかもわかってないのに、どうやって感情を持てというんだい?
感じ方もわからない僕に、どうやって何かを感じろっていうんだい?
僕の気持ちは常に否定されてきたのに、どうやって感情を持てというんだい?
ああ、なんてこった・・
そうだよ、人生はすごく長いんだ
そして、君はホント強くならなきゃいけないよ
また、世界はすごく厳しいんだ
時々ね、僕はうんざりした気分になるのさ
自分が与えてあげられる物もわからないのに、どう愛を与えればいいんだよ?
愛し方もわからないのに、どうやって愛せばいいんだよ?
愛されたこともないのに、どうやって愛を与えろっていうんだよ?
ああダメだ、ダメだね・・・
だよね、人生はとっても長いんだよ
そして、君はすっごく強くならなきゃいけない
世界、そして彼女は手強いよ
もう十分だよ・・って、僕は時々思うんだ
自分が何と向きあってるかもわかってないのに、どこへ向かえばいいんだよ?
進むべき道すらわかんないのに、どう先に進めばいいんだよ?
確信も持てない何かに向かって、どうやって前進すればいいんだよ?
わかんねえよ、わかんねえ・・・