名前って、シンプルな方が得する時が多い気がする。

あくまで個人的な意見です。

 

ファーストネームとかファミリーネームなどの「人の名前」の話しではありません。

今回綴っていくのは、会社名とか団体名(グループ名)の話しです。🙇

 

得というより、周りが楽ということかな。

一発で聞き取れる名前の方が、周りの人が覚えやすい。会社で言うと取引先や消費者、バンドで言うとファンやリスナー側が、ということ。

 

「覚えやすい名前」、厳密に言えば「発音しやすい名前」。

発音しやすければ、それが例え創作語であったとしても、相手も聞き取りやすいから覚えやすい、というわけで。それって、英語や他言語に関わらず日本語でもおなじですよね。

 

何回も聞き直す必要があるよりも、相手から一度聞いたり、あるいはメールを読んだりして一発で覚える名前の方が、得といえばトク。

 

複雑だからカッコイイ名前もあるので、複雑が悪いわけでもなく、イージーな名前が良いというわけでもありません。

例えば、複雑にすればカッコ良く珍しく個性的にはなるのは当たり前と考えると、シンプルでイージーなのにカッコイイ方がなんとなくセンスがあっていいと思うなあ。

私の個人的な意見です。ご愛嬌にて・・すみません。

 

 

「覚えやすい」をモットーに考えるなら、日本単語を使って名前にするのであれば、それをローマ字(横文字)にした際に、英語圏の人が読みやすいかどうかというところまで考えるといいよね。

英語で作るなら、日本人でも学校行ってれば普通に読めたり推測できるようなシンプルな英単語を活用するとか。

 

もし英語以外の言語を使うとしたら、一般的に馴染みがあるようなワード(例えばAMORE・アモーレとかなら何となく誰でもわかるし)なら、言語が違う人が見て/聞いても推測しやすいし。

・・そんな感じがいいんじゃない?と友達にアドバイスしたいけど、ま、そりゃ余計なお世話なんだろうナ。

みんな思い入れがあるワードを使うわけですし個人の自由だから、こんなお題はナンセンスな話しではあるのですが。

 

 

ふとこんなことを思ったのも、名前の認知に関する問題が身近な周辺で「よくある」から。今もちょっとその壁にぶつかり中で。

 

 

私の仕事仲間/相手は概ね英国人、そしてEU圏なのですが、EU圏を拠点にしてる仕事仲間は「英語圏」ではない国、つまり英語が母国語ではない国の方。

例えば、英国人が相手だと彼らは世界共通語を使ってるということで、団体名、企業名、バンド名やアーティスト名(芸名)などが仮に創作された言葉だったとしても、英語発音で作られてるから「読める」んですよね。

 

しかし、英語が母国語でない場合に万一読み方がわからない・・・ってことがあった場合、確認するハードルが上がるんですよ。💦

 

 

実は、今やりとりしている友達のスタジオ名も、「読めない・わからない」という難易度高いものでして。(涙)

 

なんて読むの?とメッセージ送ろうかと思ったんだけど、相手は英語圏の方じゃなくて英文がちょっと苦手な方だから、テキストではこちらの意図が伝わらないだろうし。

そもそも「読み方」の話しだからテキストで読み方を聞くのはナンセンス。

 

なので、直接話して「なんて読むの?」と聞いたんだけど、相手の発音の訛りが強すぎて聞き取れず、正解の読み方がイマイチわからない。💦

 

でも、名称って大事でしょう?

間違ったら失礼だからね、未だ手探り状態で、こちらからはそのスタジオ名称を相手に向かって発音できず(^^;)相手方スタジオを指す時は「Your studio…」という感じで、なんとかお茶を濁しながら会話してる状態です。

 

困ったことに、英語圏ではない言語のワードと、お気に入りアルファベットを組み合わせて、独特の読み方がある創作語のよう。そして普通に英語読みもローマ字読みもできない。

それは読み仮名打ってもらわんと困るわ!😅

読み仮名を説明してもらうっていうのは、母国語が違う者同士ですとハードル高い話しです。いつか正解がわかる日が来るのかしら?

 

 

あくまで「呼ぶ側の意見」として思うのは、ひねりがある独特な名前よりも(分かり易い方が嬉しいなあ)なんて思うわけです。

でもやはり当該サブジェクトとしては、「母国語じゃない者同士」というところは大きいと思うので、覚える=覚えてもらうことを世界規模で考えると、前述意見に行き着くのではないかと思う。

 

 

これは私の主観なんですが・・・

英語圏の人(英とか米とか豪とか….etc)って、世界共通語を使っているというラッキーな環境なので、面白い英単語やスラングを使おうと思えば、他の国の人よりずっと引き出しが多いわけですよね。

にも関わらず、凄くシンプルな単語を使って名前を決めてる人が多い気がするんですよね。逆に。

 

同じ英単語を使った団体名やバンド名でも、英語圏外の人、つまり「英語が母国語じゃない人」の方が、ぱっと見では分かり難い読みにくい英単語、あまり普段使わないような単語や、発音が面倒なものを「わざわざ」使ってるような気がするんです。

母国語から意味を考えて英単語を探しているせいもあるのかもしれない。

 

 

普段英語で生活してない国の人が考える名前の方が、難しい英単語をくっつけて使い、英語圏の人の方が、国関係なく子供でも読めるようなイージーすぎる単語を使ってるという・・

そんな気がするのよ。あくまで主観ですヨ!

 

 

例えば、英語圏の人の団体名のいくつかの例として。

有名な英語圏のバンド名を例にあげるとこんな感じよ。

 

The Beatlesとか、The Rolling Stonesとか。イギリスのロック界レジェンドがこれだけ分かり易い。

あと、The Whoとか(ザ・フーって改めて読むとすごい名前ですよね😅)、The Doors、Black Sabbathとか・・

別に英語が喋れなくっても覚えられる(読める)ような超シンプルな気がするでしょ。60〜70年代のバンド例がいつも多くてごめんね。趣味なもので。

 

Facesも面白い。こちらもスーパーシンプルなワードのバンド名ですが、ロッドが加入して身長が高くなった(平均身長が高くなった)ので、前身のバンド名である「Small Faces」からSmallを取ってFacesになっただけ、という逸話もあるほどですが・・・イギリス人はそういう事しそうな気はする。

覚えやすいだけでなく、発想自体がシンプルすぎるわ。💦

 

 

上記のバンド名って、考えることもなく読めるのは当然としても、発音もイージーなのよね。

仮に英語の発音が悪かろうが日本人がカタコトで呼称しようが、英語圏の人に通じますからね。さらにスペルが簡単ならば、ささっと書けるからありがたい感じ。

 

シンプルイズザベスト。

 

 

別のシンプルお得例としては、『中身(音楽ジャンル)がわかりやすい名前』っていう手もあるよね。

完全にバンド名の話しになってるね。失礼。😅

 

私はfunkが好きなんだけど、ジェイムズブラウン、スライ&ザ・ファミリーストーン、P-Funkの3大Funkマスターは外せないよねえ!

 

でね、このP-Funkよ、P-Funk!

・・・ピーファンクって。

 

ピーファンクとは、ジョージクリントン総帥が率いる、パーラメントとファンカデリックのことで、それぞれのバンドを合わせ総称して「P-Funk」と人々は呼称していたわけですが、知らない方へわかりやすく説明すると、ジョージクリントンというバンマスが取りまとめていた、ファンク集団の総称がP-Funkっちゅうことね。

 

バンド個体の名称もわかりやすい。総称してもわかりやすい。

しかし、何のひねりもない。だけど何かカッコイイし、何をやってるかもわかるし、一発で覚える。

 

 

その例で言えば、メタリカもですね。

音楽の方向性までわかってしまう直球な名前って、ダサかっこいいのを一周まわってクールだね。

 

多分、英語圏以外の国の人だったらさ、

「ちょっとシンプルすぎへん?」「単語わかり易すぎて笑われへん?」

って深読みしたり考えすぎて、そんな呼称はしないと思うのね。

 

 

余談なんだけど、P-Funkって原点はバスキングから始まってるんですよ。

ほい、余談でしたね。(←専門分野の話しは長くなるから止めた)

 

 

上記の例を読んで

「いや別に、普通ちゃーうん?バンド名や団体名ってこんなもんじゃね?」

って思うかもしれないんだけど、ぜひ比較してみてほしい。

 

『純英語圏のバンド』と、『英語圏外のバンド(英語で歌ってるバンド含む)』の名前を比べると、英語圏外のバンドの方が難しい/覚えにくい名前が多いと思う。(繰り返すが主観です)

 

英語が母国語じゃないとさ、「どんな英単語が目立つだろう」「誰にもかぶらない単語を使おう!」みたいなことを先に考え過ぎてしまっているのでは?と思うくらい、発音が難しい単語や、ユースフルではないワードを使ってたりすることが多い。

 

とはいえ、自分が好きな名前が一番なので、難しい名前だろうが根本的には関係なく、My Bestにするべきなのは確か。

そこに自分の意志があるならば、その名前を世の中に広げていく面白さがあると思う。

 

だけど、意志ある名前候補があって、それを「あえて違う言語にしよう」と思って翻訳しちゃったり、考え込んだり、ひねりを聞かせたり、意味を持たせようとして当て字をしたりすると、ダメだと思うんだ。将来的に自分自身も飽きるかもしれない。

考えすぎるより、パッと浮かんだものの方が良いかも。

 

「すぐ覚えられるので得をする」という意味では、

  • 一発で読める
  • 一回で聞き取れる
  • 一回で伝えることができる

この3点セット揃った名前が良い。

 

実際は創作語だろうが、言葉の意味だとか認知度なんてのはどうでも良い。ビートルズだって創作語だし。

でも「発音しやすい」っていうのだけは、考えて付けた方が良いんじゃないかな、って思います。(発音しやすい=英語でもローマ字でも読みやすい)

 

例えば、イギリスにWasabiやWagamamaって言う日本食料理店もあるけど、仮に「わさび」のことを知らない人がいたとしても、我儘の意味を知らなくっても、日本人以外にも簡単に読めて発音できる。

 

イギリス人とWagamamaさんで食事いくときに、「How about Wagamama tonight?(今夜、ワガママなんてどう(食べに行かない)?)」と、みんな普通に使ってるけど、そのレストランの名前の由来となった単語の、本当の意味は何か。ほとんどの人が分かってないと思う。

 

でも知らなくたっていいわけ、日本語だとわからなくたっていいわけよ。読みやすく綴り易く覚えやすければ、人々はバンバン声に出して発してくれるのさ。

 

読めない綴りだったり覚えにくい名前なら・・・

「えーと、なんだっけ、あのジャパニーズ料理のレストランでさ、なんか店名に星マークがついてる店あるじゃん・・」

「ああ、あそこね、ラーメンがあるところね。そうだね、今夜はそこに行こう!」

ってな会話になるところが、「How about Wagamama?」で通じる。

 

 

 

お次は別の私の経験談。

一時期、バスキング中にイギリス人や日本人以外の観光客からPerfumeさんの曲をリクエストされまくってた時期があったんですけど、日本文化好きの外国人に、音楽やルックスが受け入れられて人気があるということは当然わかる。

しかし、名前がこれまた素晴らしいんですよね。一発で認知される。

 

パフューム、だよ!聞き返すときに、疑問符すら付かないよね。ビューティホーですよ。とても世界向きの名前だと思いました。

どの国の人だろうと一発で覚える。「なんて名前だっけ?」という聞き返しされることもまずない。

 

 

 

簡単そうで難易度が高いのが、アルファベットの頭文字だけの言葉。

実は、これもちょっと世界向けとしては難易度高いのです。

 

たとえばUFO。ユーフォーと読む人とユーエフオーと読む人がいる。はて、どちらが正解か?というようなニュアンスと同じです。

 

例えば「SDGs」とかさ、すでに有名な言葉であればね、自分で調べればわかるじゃない。

でも、名称ってほんと難しいし、大事なもの。

我々で言う名前の漢字と同じで、簡単な漢字でも違う読み方の場合もある。本人から直接聞くまであくまで推測でしかない。確認するまでわからないということです。

 

 

日本はアルファベット頭文字の略字文化にみんな慣れているのだと思うんだけど、最初は「どっち読みか?」と思ってる人が多少なりともいるのではないかな。

海外だとそれ以上にアルファベット短縮というのは一般的ではないんですよ。

 

ご存知の通り「PC」は通じません。一般的には、(パーソナルは端折って)Computerと呼ぶのが普通です。

あるいは、LaptopやDesktopと端末で呼んだりApple等社名で呼ぶこともあります。

しかし、例えばDesktopとテキストにすると長いから「DT」と略そう・・というような発想自体がありません。

 

思い当たる限り、イギリス人でアルファベット読みをするケースって、ケンタッキーフライドチキンをKFC(ケーエフシー)と呼ぶくらいな感じかなあ。

 

SNSも通じないしね。(ソーシャルメディアと皆さん言います)

 

頭文字・略字は日本では市民権を得てるから覚えやすいかもしれないけど、もし海外へ向けての団体名なら、単語のスペルをきちんと書いたワードの方が、覚えてくれるし、相手にとってもわかりやすいです。

 

 

例えば10年くらい前の話しで、「FB送ったのでよろしく」と言われて、なんのこっちゃ、本気で分かりませんでしたし、アルファベットではないが「トリセツ」もわからなかったです。

嘘みたいですがホントの話し。今でこそ情報過多に流れてきて勝手に覚えるけど、昔はググるか相手に聞くかしないとわからない日本独特のワードってね、海外住んでるとすごく沢山あったよ。

 

 

 

簡略化は悪いことではないし、使い方によってクールと思うのですが「わからない人もいる」ということは頭にあった方が良いと思う。

 

 

 

なんとなくバンドの話しになっちゃってきてるから(笑)そこに焦点を置くと、英語圏の方に「HP」は通じないので、WebsiteまたはSiteで。

今はSNSの窓口こそ重要だからサイトは不要なのかね。知らんけどね。

 

 

ちなみにWebsiteでドメインを取る時に関しても、名前がシンプルだと周知も認知も楽。

普通は「名称+ドット〇〇(〇〇の中は、comとかco.jpなど)」にすることが多いと思うんだけど、長い名前だとちょっと面倒になる。アルファベットは特に字数を使うから。

 

例えば仮に「音楽の生活」というチーム名があるとして。

名前を覚えてもらいやすく、尚且つファンも見つけやすいように、ローマ字表記でドメインにしようすると「Ongakunoseikatsu.〇〇」になる。

それでドメイン取るのはよしとしても、日本語わからない相手から覚えられるハードルを考えると、少し高い。

だったら、英語で「Music Life」にしちゃった方が世界向きではあるし覚えやすいんじゃない、という感じ。あくまで例えです。

 

そういった意見もあります、ということで。失礼しました。

 

日本語で団体の名称を作る時には、ビジネスならもちろん商標に引っかからないか調べるのが最初です。

 

次に、珍しい名前を世界へ広めたい展望があるなら、まずは日本語をアルファベットに変換した時の発音をチェック。

最初に語ったように、発音しやすい=日本国外で覚えてもらえやすいという利点もあるし、発声の問題も出てくるので。

 

パスポート上の規定の「ヘボン式ローマ字(以下、ヘボン式)」に基準を合わせた上で(ヘボン式で書くとどうなるかを考えた上で)、さらに外国の方も発音しやすいワードを選ぶとベターだと思います。

 

例えば、大谷翔子さんという人がいたとして。普通のローマ字だったら「Ootani Syouko」でも「Shouko」でもOKだけど、ヘボン式ローマ字では「Shoko」が正解。

母音は続けないので「Ootani」も「Shouko」もヘボン式ではNG。

×Ootani→「Otani」または「Ohtani」が正解になる。(「O」に限って、『O』又は『Oh』、どちらの使用もヘボン式として認められている)

 

ヘボン式ではNGという言い方も変ですね、要するに英語圏の人から正しく発音してもらえない・読めない綴りということ。

なので、パスポートに記載する名前(横文字形式)は、『ヘボン式ローマ字』であることがMUSTで決められています。

 

子供の時にsyoukoでアドレスを作ってずっとその綴りを使って馴染んでいても、パスポートを作るときに強制的にshokoになるわけです。ならば、最初からshokoの綴りを使って馴染んでおいた方が、楽。

 

個人名ではなく一から団体名を作るとしたら、横文字書きしたときに、普通のローマ字とヘボン式で書き方が異なってしまうよりも、どちらで書こうが誰がどう考えなしに綴ろうが、同じ綴りにしかならない方が「楽」というわけです。

 

 

というわけで、戯言でした。

 

改めて、今回の話しは、人の名前・本名のお話しではありません。🙇

日本人同士でも名前だけは本人に聞かない限りわからないし、名前は由緒ある先祖代々のもの・親御さんから頂いたプレゼント。シンプルでも難しい名前でも誇るべきものです!✨

 

ペンネームやアーティストネーム、芸名に至っては、本人や周りの携わる人が良しとすれば全部良しだと思います。

 

しかしビジネス関係の団体名などだと、どんな展開でどんな国の人とのやりとりが待っているかわからないので、一発で読める名前の方が覚えやすさ面では得してる・・というより「周りが楽です」ということでした。

 

 

未だ、友人のスタジオ名を手探り状態の私でありますが、そんな私も人のことは言えず。

私の名前もイギリス人には一発で覚えられるけども、英語圏外の人には、めんどくさい名前のよう。💦

 

Hallelujahの部分に関して、英語圏にとってはイージーでわかりやすい綴りなのですぐ覚えたり、書いたりしてもらえるんだけど、英語圏以外ではそうではないみたい。

ヨーロッパ仲間からはよく端折られるんだ。多分、単純にスペルを覚えたり書いたりするのが面倒くさいだけなのでは、と思うんですよね。

 

流石に、EUイベントの公式プログラム(冊子)のクレジットが「Yoko」だけだったのは、ちょっと驚いて、おいっ、てなったよ。ここは端折ったらあかんところやん!(笑)

「Yoko」は「無数の同名」がいますからね・・

 

 

 

それでは、これにて退散。

長々お付き合い頂き、ありがとうございました。

 

See you then,

 

 

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