使い倒して現役を引退したビンテージMacBook AirのSSDを交換。

 

現在はAirのM1, 2020を使っていますが、Computerは予備があったらあったで色々使えるし、単純に外部ストレージにもなりますしね。

 

そんなわけで、ストレージ圧迫して動作に負荷がかかる事が増え、現役は引退するしかない時期へと突入したビンテージちゃんの動作復旧オペを。

 

追記:実はこちらの作業をしたのは結構前なんですが、ブログ書いて下書きしたままUPするのを忘れ、放置してたものなのでダイレクト報告ではありません。汗

 

これに至る経緯・イントロダクションは、次回にまた更新します。

 

 

今回のオペは、MacBook Air 11inch mid 2013です。

 

古いモデルですが、全く問題も不満もないし、Laptopは小さければ小さい方が好きなので、むしろお気に入りデバイスです。

M1が搭載される以前までは、Airの代替えを検討するまでの決め手が新モデルになかった感じでしたので、コチラのモデルを使い倒せるまで使い倒していました。

 

思い入れのあるモデルでもあるので、せっかくなら少しでも寿命が伸びれば・・ということでのSSD交換。

したがって、本格的な使用復活目的でオペをしたわけではありません。

すでにモデル自体がいつ使えなくなってもおかしくない年代物なので、同モデルをお使いの方で交換を考えてる方は流石にいないかもですが、いずれにせよ同モデル以降でSSD交換が可能なタイプをお使いの方がいたら、交換の雰囲気だけは?感じられるかも・・と思って、ブログに残しました。

 

現行モデル(M1)に全く不満はありませんが、個人的な好みとしては、Laptopは少しのスペースでもコンパクトな方が嬉しいので、11inchが数年前に無くなり現行13inchからなのは結構寂しい。将来的に11inchタイプの復活を願うばかりです。

 

ちなみに、私はITの専門家ではなく、今回もただの日記なので、作業説明のブログではありません。

簡潔に書いてる箇所が多々ありますがご愛嬌ください。

 

Laptop内部の交換作業は慣れている人には簡単なものですが、精密機器なので作業中に部位を傷つけずにやれるという保証はありません。万が一損傷した場合はコンピューターに影響を及ぼします。

今回私がSSD交換するモデルは既にAppleサポート外の年代物なので関係ないのですが、基本的にApple製品を自分でカスタマイズすることは自己責任となり、万一故障しても対応してくれません。

不安がある方は控えた方が良いと思いますので、ここでは作業を推奨しているわけではありません。

 

余談ながら、現行モデルはSSDを交換できない仕様のため、今回のように後で交換はできません。Laptop購入時に大きめのストレージを選んだほうがいいかもしれません。

主観ですが現行はちょっと落ちやすい?気もするので、メモリも増やした方がいいです。

 

ま、色々増やしちゃったらお手頃価格がお手頃ではなくなりますが。

 

 

SSDを交換する作業の前に、データバックアップは必ず行う事のほか、交換後にはフォーマット作業の必要もありますが、それらの過程含めた作業説明ではないので、本格的に交換しよう!と思ってる方がいたら、前後の作業過程を含めて細かく調べてから行うようお願いいたします。

 

 

では、いきなり裏面の写真から。(笑)

表はプロテクトしてるんですが、底は放置してたんで、擦り傷御免!

 

写真で見て、上側がカバーのつなぎ目の部分で、下がオープン側です。

 

留め具の箇所は合計10箇所あるんですが、この写真で見て上部の真ん中2つのネジだけ、他の8箇所のネジよりも若干長めになります。

なので、まずは最初に上部・真ん中2つから取り外し、その後で残りの8箇所を順番に外していくとわかりやすいです。

 

外したネジは無くさないように気をつけながら、外した位置と同じように並べておけば安心です。

 

 

留め具を外したら、こんな感じで、上部に軽く指を入れて持ち上げればパカッと開きます。

 

 

フタを撤去。

下部の黒い四角が6つ並んだ部分がバッテリーで、その上・中央にSSDがあります。

上部の右に見えるのがファンです。M1は冷却性能が良いため現行にはこのファンがついていません。まあ、音は静かだけどなんとなく寂しいような。

 

ちなみに、バッテリーは以前に交換済みですが、それからだいぶ経ったのもあり、やはり結構中が汚れてました。(笑)

 

さらに驚いたのは、モスキートらしき?小さい虫の死骸が入ってたこと!(驚)

変な箇所に絡んでたりしたら故障になりかねないのでびっくり。

キーボードにはカバーをしてたので、まさかまさか、外部のゴミならぬ虫!?が内側に入るとは思わなかったんですが、スクリーン側とキーボードのある本体をコネクトする部分に隙間があるので、そこから入ったんだろうと思います。

で、入っちまったものの外に再び出ることができなかったのかなあと思うと、ちょっと虫も気の毒。

 

基本的に、中が綺麗なままということはまずないので、開いた機会には簡単なお掃除タイムを。特にファンのあたりはホコリが溜まりやすいので。この写真も酷いもんです。(涙)

 

ただ、やっぱり精密機器なので、下手に拭いて逆に傷つけたり、息を吹きかけて湿気を与えてしまったりしては大変なので、ここでも不安な場合は軽くゴミ取り程度にして下手に掃除しない方がいいかもしれません。

機器用のクリーナーやハンドクリーナーで軽く吸い取るのが一番安心感があるかも。

 

 

ちょいと余談ですが・・・

 

SSDは必要に迫られない限りは交換する必要もないですが、手持ちのモデルを少しでも長く使うことを前提とすると、バッテリー交換は必然に迫られてきます。

 

バッテリーの消耗が早くなってくると(耐久時間が短くなってくると)、「バッテリーがちびてきたなあ」なんて、劣化具合がなんとなく分かるものですが、「まあ、長く使ってるし仕方ないかな」と、ただ劣化のさまを見届けるより、スパッと新しいものに変えたほうが快適です。

消耗具合が酷くなるとバッテリーは膨張してくるので、本体(底)がカタカタし始めます。そうなったら速攻で変えるべきだし、変えて損なし!

バッテリー環境設定でもバッテリー状態の確認はできますので、それを言ったらマメに確認するのが一番なんですが、私個人は横着なのもあり、どのくらいのパーセンテージまで落ちたらやばいのか明確な数字もわからないし〜と思っているうちに、若干カタカタしてきてからようやく気付くタイプです。

*バッテリー状態の容量75%以上はバッテリー交換対象にはならないようです。

 

あまり放置してると、ひどい場合には、内側から圧迫してトラックパッドのクリックができなくなったりもするみたいですヨ。

 

今回はバッテリー交換の話しではありませんが、余談でした。

 

 

取り替えるSSDは、この↑上部真ん中に見える・・・

 

 

こちらです。

同様のSSDはすでに生産されていないので、型式に合うSSDにアダプターをつける形で設置します。

 

 

アダプターの役割は、MacBookにピッタリマッチするようSSDの大きさ(長さ)を足してやるといったイメージ。

 

SSDもアダブターも市販で購入できるので、型式に合うものを選べばOK。

値段は、容量によって大きく変わってきますので、最小限、250gb前後くらいならかなり安く購入できると思います。

 

ここで1tbあたりにグッと広げるのもありなのですが・・・

せっかく1テラ2テラを搭載するなら、あと何年も使います!といった、メインで使っているLaptopに入れる方が良いので、新規購入の際にカスタマイズするのがベターかと。

そもそもビンテージに物理的な劣化は避けられないので1tbは分不相応、500gbもあれば十分。

 

SSDを取り外し→付け替える作業の前に大事なのは、まず底板を外す前にデータバックアップを取っておくのは当然として、自分の体の電気を逃がして(放電して)おくことと、内部の電源コネクタをオフにすることも重要です。

 

作業中に万が一静電気が起きたら大変、というか大ごとです。

念の為、作業前に金属を触りまくって自分の電気を逃しておくのが無難です。

 

 

 

電源コネクタは、SSDの左側にあります。プラスとマイナスの文字が書かれている、こちらの黒い箇所です。

この黒い部分と、下にある金属部分がコネクトしてるので、ここを離します。

 

マイナス文字が書かれている部分と金属の隙間に、プラスチックの薄いヘラや厚紙等をそっと差し込みながら黒い部分を持ち上げ、軽く隙間ができたら、さらに指でグッと持ち上げます。傷付けないように慎重に・・

 

 

 

 

こんな風に「パカッ」と黒い箇所が持ち上がります。ちなみに黒い部分は取り外せませんので、持ち上げてコネクトされてる部分を離せば大丈夫。

これで、コネクタが解除され、完全電源オフ状態です。

 

 

ドライバーでSSDを固定しているネジを外します。

留め具はこの一箇所だけで、逆側にある金具部分にSSDを差し込んでいる形になってます。

ネジを外したら外した側からゆっくり持ち上げて、金具部分からSSDを抜き、取り外します。

 

同じ場所に、今度はアダプターを接続したSSDを差し込んで、再びネジで固定をするわけですが、ピッタリ収まるように向きを確認します。

 

 

SSD(アダプター)のこの部分と、差し込む側の形状が合っているかしっかり確認。

 

この部分を損傷してしまうと大変なので、むやみには差し込まないようにしなければいけませんが、この接続部分、結構固いので、交換のSSDを入れるときに若干不安にもなります。(笑)

 

形状がうまく噛み合う向きであれば間違っていないので、あとはしっかり差し込むだけです。

ここで、気を使ってゆるゆるに差し込むと、留め具部分の位置が合わなくなります。

 

 

ネジで止める部分は、こんな風になってますので、SSDのぽっこり空いたこの部分が、本体の留め具箇所のちょうど上にくるまで、SSDを頑張って差し込みます。

 

前述の通りに、SSDの差し込み部分は固いです。

そのため、アダプター付きのSSDを差し込んだ後、もしそれを取り外す場合には、付属のSSDを取り外すように簡単にスポッとは抜けず、アダプター部分だけが金具部分に残ってしまうんですよね。

これ、部位が小さく扱いにくいのも手伝ってか、取り外すときには差し込む時以上に結構な力がいるので、損傷しないようにかなり注意が必要です。

 

まあ、そんなに何度も交換する人もいないとは思いますが・・・

 

 

 

交換のSSDをネジで固定したら、電源コネクタを戻します。

戻すのは、先ほど上に持ち上げた部分を指で上から押さえて戻すだけなので、「カチッ」と、しっかり収まった音がすればOKです。

 

あとは、底板を取り外した時と逆手順。

 

取り外した底板を元に戻し、綺麗に本体に収まる位置に乗っていることを確認します。

底板の真ん中を軽く押し「カチッ」とはまったような感触がしたら、正しい場所に固定されてます。感触程度なんで、強くは押してはいけません・・・

万一SSDがうまく固定されてなかった場合、壊れたら大変ですから。

 

残るは、ネジで底板を固定するだけです。

真ん中上部(本体とスクリーンのコネクト部分)の真ん中2本のネジは長さが違うので、その2本から戻していくと安心ですね!

 

 

準備したものとバックアップ要注意点

交換作業の際に用意するものは、モデルに対応したSSDとアダプター、ドライバーくらいです。

 

 

MacBook本体を固定しているネジを取り外すには特殊なドライバーが必要なので、手持ちで星型ドライバーを持ってない場合は用意が必要です。

ギターダコ失礼。女性らしくない指でごめんなさい。(汗)

 

ちなみに、今回使ったのは、この2つの大きさで、底板の10個のネジを取り外す際に使ったドライバーと、SSDの留め具箇所のネジを取り外す時に使ったドライバーは、若干大きさが違いました。

 

SSDを取り替えて底板を止め、裏返した本体の表側を戻してLaptopのフタを開けると、早速起動する・・・はずですが。

私は(静電気にビビって)MacBook本体を完全に放電をし切ってから作業したので、ACアダプターをつけた状態で起動スイッチしても、若干の待ち時間ができてしまいました。(汗)

わずかに充電残っている状態であれば、すぐに画面が立ち上がるので、イラチならそちらの方がいいかもしれません。(笑)

 

これで交換作業は完了。あっという間に終わりますよ!

 

ただ、この後ディスクユーティリティからフォーマットして、そこからさらにOSの再インストールやバックアップの作業などが、時間がかかるので面倒くさいんです。

 

すでにフォーマット済みのSSDなら定番画面へと即起動する?という話しも聞いたことありますが、基本的にはフォルダに「?」マークの画面から、command+Rキーで、ディスクユーティリティからフォーマットする流れになると思います。

 

フォーマットの手順やディスクユーティリティに関しては、ここで簡潔な説明して、もし大事なファイルを消されてしまっては大変なので省かせて頂きますが、専門の説明が色々あると思うので、本格的にやる方は調べてみてください。

 

あと、Time Machineからバックアップする場合、交換したSSDの容量よりバックアップが大きいと当然ながら入らないし、余裕もおそらく必要ではと思います。

バックアップからの移行前提なら、使っているMacBookの容量と同じ容量のSSDを購入するより、大きめの方が安心かと思います。

 

SSDを交換した後はまっさら状態になるわけですが、ビンテージの場合で注意が必要なのは、OSが本体現行時代のバージョンに戻ってしまうところ。いきなり新しいOSをインストールはできません。

今回ここで例に挙げたモデルの場合は、Lionからのスタートになります。

 

最新OSにアップグレードした直近のデータバックアップを丸ごと移行させようとしても、OSバージョンが新しすぎて、ゼロ状態に戻ったMacにはやはり認識されませんでした。ですが、Time MachineでOS X Lionでバックアップ取ってる時期まで戻ったところ、そちらは認識されました。

とはいえ、だいぶ過去のバックアップ内容ですから、わざわざでかい容量を使って呼び起こすには微妙です・・・

 

普通にOS X Lionを再インストールして、そこからOXをアップグレードしてゆき、必要な設定だけバックアップから戻す方がシンプルでいいかな、と個人的には思いました。

その辺のアンサー論を深く掘り下げていきたい場合は、詳しい人に聞いてみてください。(汗)

 

仕事でガチガチに使っているものをSSD交換しようとする場合は、設定が一からやり直しなるのも覚悟で一旦考えてから行った方が良さそうです。手間を考えたら新品買って移行した方が確実に安全で楽ですから。それを言ったら元も子もありませんが・・・

 

 

使わなくなったモデルが快適な予備デバイスに!

 

手持ちのコンピューターでまだまだ活用できそうだけど、ストレージ圧迫しちゃって放置状態・・・というモデルがあれば、SSD交換すれば動作も快適に復旧。

再度サブで活用したり、家族共有で使う予備とするのもいいかもしれません。

 

ただ、年式が古いとさらなる劣化は避けられず、いつか物理的損傷も訪れるかもしれないので、交換したからOKというわけではありませんので、交換はあくまで自己責任で!

再度、現行品および2015年以降のモデルはSSDの交換ができない仕様のため、そちらもご注意を。

 

でも、Appleさんの製品は(使い方にもよるかもだけど)どのデバイスも本当に長持ちするし、appや他機能との互換性も結構長いものも多く、どちらかというと手放す時期の方が難しい・・というのもありますよね。

私も実際予備デバイスが溜まってゆくし、リカバリしてもねえ・・売るのもなんだかな〜気分的になあ〜、と思うのもあり。身近な人でそこまでフルに使わないという人にあげたりしてます。

 

日記のはずが、結局少し説明ブログみたいになっちゃいましたけど・・・(汗)

あくまで、きっかけ、四方山話程度ですので。

「この程度であれば自分でもやってみようかな」と思えるような、入り口として参考になれば幸いです。

 

それでは、長々お付き合い頂きありがとうございました。

 

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